5教科の中で大人になってからも1番役立つ教科は?

新潟市の個人家庭教師sacaueです。今回は、時々生徒さんに聞かれる「5教科の中で1番どれが役立つ教科ですか?」について書いてみたいと思います。

前提

このようなお話で、「この教科が1番大事」というお話をすると、「他の教科は大事じゃないんだ」と誤解されてしまうかもしれませんので、まず前提として、「全教科大事」です!!!!!それぞれの教科で知識が役立つもの、考え方が役立つもの、それぞれ役割がありますので全て大事です。その中で特に役立つと思われる教科を一つ挙げたいと思います。

それは役立つ教科、それは数学です!

え!大人になって方程式とか関数使っている人なんて見たことないんだけど…と思われたかもしれません。確かに数学の問題そのものを使う場面に遭遇する人は限られた人だけでしょう。ですが、数学の「解き方」こそが私たちが社会で直面するいろいろな課題に役立つスキルを身に付けさせるものなので重要です。

もう少し詳しく説明しましょう。数学的な思考が本当に身についている人というのは、問題を解く手順を「手元の材料から順を追って探る」「逆算して考える」この2つの両方ができる人です。

つまり例えば、ある数学の一つの問題が①②③という3つの手順で解くものだったとしましょう。数学力の乏しい人は①②③という解答にある手順をただ暗記してしか解くことができません。しかし数学的思考のある人は、「問題で既に分かっているものとして挙げられている材料を考えるとまず①が考えられる→そうすると次は必然的に②になる→その結果を用いると③を使うのが妥当だ」という順を追った考え方も出来、「答えを出すためにはどうしても③が必要→③を出すためには②が必要になってくる→そうすると今の状況でまずしなければならないのは①だ」という逆算的な考えも両方自由に使いこなせる訳です。

これを一般には論理的思考といいますが、これがあるのとないのとでは、目の前に置かれた課題に効率的に取り組む時のスケジュールの仕方や優先順位の立て方が大幅に変わってきます。それで、論理的思考を育む数学は特に大事な教科と言えるでしょう。

「国語だと思っていた!」

1番重要な教科は?と生徒さんに尋ねると、たいてい「国語」と答えます。日本語を使えるようになることが1番社会で生きていく上で役立つと思うからというのがその理由です。もちろん日本語力は本当に重要です。ですが私たちが習うのは「日本語」ではなく「国語」です。「国語」という教科には色々な側面があります。漢字の読みや敬語の用い方など実生活に直結するものも習いますが、「国語」という教科のメインは「本文の中から答えを探すこと」です。もちろんこの答え探しのスキルも重要ですが、自分から主体的(受け身ではなく自分からあれこれ取り組む)に考える数学のほうがより大切だと考えています。もちろん考え方は十人十色なので、一つの参考意見として受け取っていただけるとありがたいです。

その教科を学ぶ意義を知っておくと、少しのモチベーションのアップにつながるかもしれませんね。数学でつまずいた生徒さんはお気軽に家庭教師sacaueまでご相談ください。

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