今日は中学英語最後の難関文法の関係代名詞を解説します。
新潟市の中学生のみなさんも10月ごろから習い始めると思います。
解説は中学生の関係代名詞を学校で習ってもいまいち分からないという生徒さんのために、難しい言葉をできるだけ使わず行います。(先行詞とか主格、目的格など)
ですので物足りない無い方は専門的な本やサイトをご覧下さい。
英語の考え方
まずは英語を勉強する際の基本的な考え方を解説します。
その考え方とは、「英語は言いたいことは最初に言う」言語です。
例えば
I play soccer every day.
を考えましょう。日本語では「私は毎日サッカーをします」ですね。
何をしたか(動詞)を日本語は最後に書きますが、英語では、誰が何をしたかを最初に言ってしまい、そのあとどこで、いつなど詳しい説明をしますね。
これが中学英語でおさえておきたい英語の大事なポイントです。
関係代名詞とは
では関係代名詞を考えましょう。
関係代名詞とは一言で言うと、「人や物を詳しく説明したい時の決まりです」
次の文を考えてみましょう。
私は向こうを走っている男性を知っています。
まず英語の基本、主語(〇〇は)、動詞(〇〇する、〇〇だ)を考えましょう。
「私は」と「知っています」ですね。
ですのでこの文は
I know〜
の形になります。次に誰を知っているかが来るわけですが、誰を知っているのでしょうか?
「向こうを走っている男性」です。
さてここで英語のルールを思い出しましょう。「向こうを走っている男性」の中で一番言いたいのは何でしょうか?男性ですね。
それで日本語では
向こうを走っている男性
ですが英語では
男性 向こうを走っているになります。
英語にすると
a man that is running overthere
です。色で示しましたが日本語との違いが分かるでしょうか?
この文に出てきたthat→「これからその人や物についての説明が始まりますよサイン」、これこそが関係代名詞なのです。
thatを主語として使う時と使わない時
上の文では、一番言いたい「男性」と詳しい説明「向こうを走っている」この2つが同じ人物でしたね。(一番言いたいのは男性、走っているのも男性)
この時はthatを主語のように使います。
実際that(男性) is 〜となってthatの後に動詞が来ていますね。
しかし、次の文はそうもいきません。
「これは私が昨日買った本です」
This is 〜の文ですが、その次は
私が昨日買った本が来ますね。
一番言いたいのは「本」なので英語ではそれが最初に来て
a book that I bought yesterdayになります。
言いたい人や物(今回は本)と、詳しく説明している中の主役(今回は私)で人物が違います。
この時はthatの後は主語+動詞が来ます。
それで、
1つ目の文は
I know a man that is runnning overthere.
2つ目の文は
This is a book that I bought yesterday.
と少し違うんですね。
日本語を英語に直す問題を解く時は、上のように固まりを大きい四角で囲み、その中で一番言いたい1つの単語に印をつけると分かりやすいですよ。
関係代名詞の省略についてはここでさらに説明すると混乱させるかもしれないので今日はこの辺にしておきます。
新潟市の個人家庭教師sacaueでした。