新潟県立高校入試問題ー数学の時間配分

新潟市の個人の家庭教師sacaueです。今日は新潟県の公立高校入試の数学の時間配分についてのお話をしたいと思います。年度によって問題数に変化があるので必ず今年度の入試に全て当てはまるとは言い切れないですが、例年の傾向ですので参考にして頂ければと思います。数学の大切さはこちらの記事で紹介していますのでご覧下さい。

新潟の数学は時間配分が命

多くの都道府県の公立高校の言える事ですが、新潟県の公立高校の数学の問題も時間配分が命です。どんなに数学が得意でも、定期テストでこれまで問題なく点数をとってきたとしても、本番でここを間違えてしまうと大幅な失点につながります。模試や過去問で練習する時も時間配分の計画を事前にしっかり立ててから取り組んでください。

そして、本番では殆どの方がまず100点を狙わないと思います。いかに捨てるべき問題を捨てるかも大事ですので効率よく点数を稼ぎましょう。

時間配分の例

・大問1(小問集合)
まずは大問1の小問集合です。ここでは10分が理想です。最初の数問は1秒30秒ほどで解き、連立方程式や解の公式をつかう問題、資料と代表値の問題で小数の時間のかかりそうな問題が出た時にそこに十分に時間を使えるようにしておきましょう。

・大問2(中問が数問)
ここでは方程式の利用(文章題)、確率、その他(関数の比較的簡単な問題や作図など)が出ます、ここでも使っていい時間はどんなに多くても10分です。もし大問1で7分程度であれば、ここに多くの時間を使っても構いません。大問2で1番注意すべき問題は(1)の方程式の利用です。ここで式がなかなか立てられなかったり、数が合わなかったり(答えが自然数なのにマイナスになったり分数になったり)して時間を大幅にロスすると後の問題にかなりの影響を与えます。30秒考えて方向性が見えないのであれば飛ばして後回しにするのも一つの手です。

・大問3以降
大問3以降は年度によっていくらか問題数や形式が異なるのでテストが始まった時に確認してからある程度の時間配分を計算して取り組みましょう。以下は一般的な例です。

○大問3で証明、大問4で関数、大問5で規則性や文字式の証明、大問6で空間図形が出た場合
この場合は大問1つに6分を充てましょう。え!ムリ!と思った方がほとんどでしょう。確かに全問をこの時間で行うことはほとんどの生徒さんに無理があることでしょう。ですからここで冒頭に述べた、捨てるべき問題は捨てるという考えが大切です。特に関数、規則性、空間図形の問題のラストの問題は超難問である事がほとんどです。正答率が5%いかない事もしばしばです。新潟高校普通科狙いでも目標は80点ほどです。ですので大問ラストの問題は時間がかかりそうであれば潔く捨てて、全大問の基本問題を解く時間が残らなかったという事がないようにしましょう。

ラスト5分はできれば見直しに

この計算でいくと、ラストに5分程度余裕があります。よほど基本問題でミスがない自信があるのでない限り、解けなかった難問に取り組むのではなく、基本問題(特に大問1と2)の見直しに使うようにしましょう。例年大問1と2で45点ほどの配点です。
できるかどうか分からない難問の4点〜5点に取り組むのも良いのですが、基本問題に絶対の自信がなければそこを見直して2問見つけることができれば6〜8点アップすることが出来ます。確実に点を取るためのラスト5分はどちらかをよく考えて取り組みましょう。

いかがでしたでしょうか?数学の時間配分は練習が大切です。過去問などを使ってしっかり練習しましょう。

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