新潟市の個人家庭教師sacaueです。
今日は親御さんより質問のある、部活も休みの完全フリーな休日の勉強に適した時間帯のお話をしたいと思います。この記事の末尾で言及していますが、最終的にはご本人のライフスタイルや感覚次第です。が、これまで指導をしてきた中で一番長続きしやすかったパターンについて説明したいと思います。これまでうちの子は夜型だから…と思っておられた親御さんも是非まずはご一読を!受験生の1年間の時間の過ごし方と比べながらスケジューリングすると分かりやすいと思います。
一番長続き!午前中朝60%、夜40%
理想的な勉強時間は午前中に合計時間の60%、夜の好きな時間に残り40%です。実際、この時間帯が一番習慣が長続きしやすく、また一日の勉強時間をかなり増やせる子が多い印象でした。厳密に60%40%でなければいけない訳ではありません。午前のほうが夜より多い事が大切です。例えば一日3時間勉強すると決めたなら、午前2時間、夜1時間という設定で大丈夫です。なぜこのような時間帯、時間配分が効果的なのでしょうか?
理由①午前は一番何もしない時間帯
一つ目の理由は、休日の午前という時間は学生さんにとって一番充実していない時間だからです。例えばお子さんの休日の生活を観察してみてください。朝はのんびり起きて何をされているでしょうか?全員ではないですが、ほとんどの場合は勉強するわけでもなく、スマホに熱中するわけでもなく、面白いテレビ番組を見るわけでもなく、友達と遊ぶわけでもなく、なんとなくゴロゴロし、気が向いたらご飯を食べ、時々テレビをつけ、飽きたらスマホをチェックし…一番充実していない時間ではないでしょうか?そして生活のスイッチが入った午後には友達と遊ぶ約束をし、「勉強は?」という親御さんのお声がけに「帰ったらやるって」と鬱陶しそうに返事をする…お互いいい気分ではありませんね…。
それで、午後は好きなだけ遊んでいいという前提で、どうせ何もしない午前に勉強をある程度終わらせてしまうのが良いのです。
では夜と分けるのにはどんなメリットがあるのでしょうか?
夜の40%は受験シーズンのための練習用
夜の時間も含める理由は、受験の練習用です。受験シーズンになると夜の時間も勉強がどうしても必要になります。午前で連続してできるのは中学生の集中力を考えてもせいぜい3時間が限界でしょう。それで、短い勉強時間でよい学年のうちに例えば午前1時間、夜30分のように分けた習慣があれば、あとは両時間を延ばせば良いだけです。午前2時間、夜1時間→午前3時間、夜2時間のようにです。
最終的には本人次第
上の方法が定着した生徒さんのほとんどが、「これだと長続きしそう」「遊びも勉強も充実していい休みになりそう」と取り組まれ、実際に長期休みで定着したあとは、こんな楽にたくさんの時間勉強出来るとは思わなかったとの感想を頂くことが多いように感じます。しかし、どうしても合わないという生徒さんもいらっしゃいます。日中図書館で集中した方がしやすい、夜だけのほうがやっぱり集中できる、などなど向き不向きもあります。まず一度何日間か試してみて、合うかどうか試してはいかがでしょうか?