入試で多い計算ミス

新潟市江南区の個人家庭教師sacaueです。

今日は、今まで家庭教師として入試問題、新潟県統一模試問題を指導した中でよく見かける計算ミストップ3を挙げたいと思います。

特に新潟の公立高校入試では、大問1で例年30点程が基礎問題として出題されていますので注意しましょう。
大問1は大抵1問3点です。後半の超難しい問題の多くは4点程度ですので、難しい問題を1問解けても、大問1で1問ミスで落としてしまうなら意味がありません。
是非凡ミスには細心の注意を払いましょう。

1位・・・符号ミス

1番多いのはやはり符号ミスです。

いつも符号ミスをする人に共通しているのは、答えを書くとき最後に符号を書いている点です。

例えば
x = -2
を書くのに、なぜか
x = 2
を書いてから、マイナスをつけて
x = -2
にしているのです。不思議とこのような中学生は多いです。

最初に符号を決める習慣を受験のかなり前から意識して身につけましょう。
「符号ミスを笑う者は符号ミスに泣」きます。プラスとマイナスが違うだけでは意味が全く異なります。

例えば得点で勝負する運動部(バスケ、バレー、野球、サッカーなど)を考えてみましょう。プラス5点が「5点勝っている」とすれば、マイナス5点は「5点負けている」ということです。これぐらいの違いがあるのでまずは符号決めてから数字を書く、これを徹底しましょう。

2位・・・分配ミス

分配法則のミスもよく見ます。分配するときの符号ミスも多いですが、次のようなミスもよく見かけます。
例えば
2(3a – 5)
を計算するのに、
2(3a – 5) = 6a – 5
のようにしてしまうミスです。左を分配して満足し、右の分配を忘れてしまうのです。

どうしてもこのミスが直らない子は両方に分配する矢印を書くなどしてから解くようにしましょう。

3位・・・方程式の掛け算忘れ

これも心当たりがあるのではないでしょうか?
例えば、連立方程式の中の一つの式が

0.2x + 0.3y = 5

だったとします。普通は最初に×10をしますが、

0.2x + 0.3y = 5
2x + 3y = 5

にしてしまうのです。
どこが間違いでしょうか?右辺に×10するのを忘れているのです。このミスをする子は大抵頭の中で全て計算しようとしています。もちろん暗算の習慣は大切ですが、このミスが直らない子は是非
0.2x + 0.3y = 5 ×10
と書いてから計算しましょう。

方程式は、一次方程式、連立方程式、二次方程式と最高3問が大問1で出題されるかもしれません。このミスにも気をつけましょう。

凡ミスはたまたまではない

凡ミスを、「惜しい!」とか「たまたまミスした!」等の言い訳コメントで流してしまう子も多いですが、決して惜しくもありませんし、たまたまでもありません。

本人の意識不足です。

試しに「間違いノート」をつけてみることをお勧めします。自分の凡ミスを日記のように記録するのです。
意外に同じミスを頻繁にしていることに気づくでしょう。

大事なのは、自分のミスしやすい場所を認めて意識すること、そして対策を考えついたなら、いつも(受験前に練習すればいいやはダメ)その方法で解くことです。

新潟の入試の大問1はパーフェクトを目指しましょう!

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