成績に差がつく理由…

新潟市の個人契約の家庭教師sacaueです。

成績を上げる途中段階の生徒さんから、「クラスの〇〇は勉強しなくても頭がいい。不公平だよな〜」的な発言を聞くことがあります。

頭がいい…果たして本当にそうなのでしょうか?

確かに頭のキレや回転は皆が全く同じだとは言いません。
しかし、私が家庭教師をしてきた中で感じることは、大抵の場合、成績の分かれ道となっているのは本人の「責任感」だということです。

最初は差がそんなになかったはず…

例えば、小学1年生の頃を思い出してみましょう。算数の計算の基礎中の基礎、1足す1は2という計算は誰もが出来ていたはずです。つまり、スタート時の成績はみんなほぼ同じだったのです。
それから徐々に難度が上がっていく中のどこかの時点で差がついたということですね。
ここで高い成績をキープした子をAさん、差をつけられてしまった子をBさんと呼ぶことにしましょう。この2人の差がついたポイントはどこなのでしょうか?

全てとは言い切れませんが、大抵の場合、AさんとBさんの差がつくタイミングは「Bさんが分からない問題をほったらかしにし始めた瞬間」です。

別の記事でも取り上げましたが、勉強で大事なのは、どこを正解したか?よりもどこを間違えたか?そしてそれを次回間違えないように解決できるかどうか?です。

もしBさんが小学生時代のある時点で分からない問題を「別に1問くらい分からなくてもどうってことない」と思い始めたとしましょう。
その問題が分からないことによって、それをさらに応用した問題が分からなくなります。そして次の学年に上がり、先生が「去年これこれを習ったことは覚えていますね。今日は…」とすでに分かっていることを前提に授業を進めます。Bさんはもはや先生の話もほとんど分からなくなっていきます。

対照的にAさんは粘り強くではありますが、授業、宿題で分からない問題をなんとかしなきゃという焦りの気持ちで地道に解決し、難易度が上がっても授業にしがみついていきます。

つまり、分からないところは自分から解決するために動くという「責任感」が2人の学校での立ち位置を決めていったのです。

中学の頃にはこの2人の姿勢の差が、定期テストの数十点の差になって表れます。

ですが逆にこれこそがBさんが成績を上げるヒントでもあります。

Bさんは決して”頭が悪い”わけじゃない

Bさんが成績を上げるのは無理なのでしょうか?いえ、出来ます。これから「責任感」を持って勉強すれば必ず取り戻せます。Bさんは成績が悪いだけで、「頭が悪い」訳ではないからです。実際、頭が悪い人なんてこの世にいません。人間の脳のつくりは宇宙の中でも最高度の芸術品だからです。

もちろん、Bさんが「分からないのをほったらかしにし始めた」タイミングが早い程、取り戻すのにも時間がかかります。Aさんがコツコツ積み重ねてきたものを短時間で取り戻すにはかなりの努力が入ります。

この記事を書いているのは過去を振り返って後悔させるためではありません。
ですが、「頭が悪い」のではない以上、成績アップは誰にでも可能なのです。

成績が伸びない方は、手始めにワークの取り組み方を変えましょう。分からない問題を赤ペンで答えを写して終わりにするのではなく、全て解決してパーフェクトを目指しましょう。沢山の問題集は入りません。一冊の問題集をボロボロになるまで徹底して使いこなしましょう。

私も新潟市で数少ない個人プロ家庭教師として、巻き返しを狙う生徒さんのお手伝いを出来ればと思います。

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする