こんにちは。新潟市の個人家庭教師sacaueです。
今日は、指導をしていて生徒さんからよく「苦手だ〜」と言われる火山を解説します。
火山の形
まずは火山の形です。
まずは大事な用語として、
マグマ・・・「地下深くにある高温のドロドロになっているもの」
を覚えておきましょう。
次に火山の形ですが大きく盾状、成層、鐘状の3つに分けられます。
盾上は盾を床に置いたように平べったい火山、鐘はお寺の鐘のように盾に長い火山、成層はその中間のザ・マウンテンという感じの火山です。
形はなんとなく分かると思うのですが、マグマの粘り気もセットで覚えなければなりません。あんかけ焼きそばをイメージして覚えましょう。
もしあんかけ焼きそばの「あん」が、粘り気が強い→かなり固まっているなら上からかけた時どうなるでしょう?固まりが焼きそばに乗っかって広がることもないですよね。それが鐘状火山のイメージです。
そしてあんが粘り気が弱い→サラサラで水っぽいなら上からかけた瞬間皿いっぱいに広がりますよね。これが楯状火山です。
また固いあんとサラサラなあん、電子レンジで温めたとき、どちらが「パーン!」と音を立てそうでしょうか?固い方ですよね。同じように盾状は粘り気が強い分噴火も激しくなります。
火成岩
まずは大切な用語として次の2つを覚えましょう。
溶岩・・・マグマが火山の外に流れ出たら名前が変わって溶岩と呼ばれる。
火成岩・・・マグマが火山の中で冷えて固まったもの。
火成岩は①火山岩②深成岩の2種類に分けることが出来ます。
教えていて多いのが、この3つが全て別物だと勘違いしているケースです。あくまで火成岩の中に火山岩と深成岩があるということを忘れないようにしましょう
火山岩と深成岩
火山岩は「マグマが地表や地表近くで急に冷えて固まってできた」
深成岩は「マグマが地下深くでゆっくり冷えて固まって出来た」
この2つは頑張って丸暗記しましょう。
イメージすると、地表近くはマグマが沢山あるところから遠いのですぐ固まりそうですよね。地下深くはその逆であまり固まらなそうですよね。
そして肝心なのはそのつくりです。
少し次の様子をイメージしてみて下さい。
ものすごく温度が低い−100℃ぐらいの冷凍庫で、スピーディにバリバリッと氷を作るのと、0℃ギリギリのところでじっくりゆっくり氷を作るのと、どちらがきれいな氷が出来そうですか?
ゆっくり作る方ですよね。
火成岩も同じです。
深成岩はゆっくり固まるのできれいな岩が出来ます。きれいとは、結晶がきれいという意味です。
同じ大きさの粒がそろっているという意味で等粒状組織といいます。
火山岩は急に冷えて固まるので結晶がきれいにそろう余裕がありません。それで結晶になれた部分と、結晶になれなかった部分に分かれます。
結晶になれた部分は「斑点のように散らばった結晶」という意味で斑晶、なりきれなかった部分は石基と呼ばれます。
沢山覚えたので今日はこの辺にしておきましょうか。
後日続きをアップします。
上の説明で分かりづらいところ、質問があればコメントでご質問下さい。
新潟市の個人家庭教師sacaueでした。
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